物販は資金をいかに回せるかが
稼いでいく上では非常に重要です。
資金を回すには商品を1日でも早く
回転させる必要があります。
でも実際自分の在庫量や在庫金額が
健全な状態かどうかを理解している人は
非常に少ないです。
これを理解していないと
月にどれだけ仕入れをしたら良いのかがわからずに
ただひたすら仕入れをするって事態に陥ります。
この記事では
物販をする上で必ず知っておいてほしい
在庫回転率と在庫回転日数について
詳しく解説していきます。
この記事から得られること
・月にどれぐらい仕入れをしたら良いのかが明確になる
・自分の資金量に合った仕入れ金額と在庫金額が明確になる
・商品を回転させるという本当の意味が理解できる
在庫回転率
在庫回転率とは・・・
在庫となっている商品(棚卸資産)の金額と
販売された商品の原価金額とを比較することによって
在庫商品が何回転したかを示す指標。
んー。
こう見ると難しく感じますが
要は在庫回転率がいいほど
商品が回転しているってことです。
在庫回転率は以下の式で計算できます。
商品回転率(在庫回転率)=1年の売上げ÷平均商品在庫高
例えば毎月の平均在庫金額が50万円
売上の平均が毎月100万円だったとします。
この場合の在庫回転率は
1年の売上げ(100万円×12ヶ月=1200万円)÷平均商品在庫高(50万円)
在庫回転率=24回転
1ヶ月に換算すると
24回転÷12ヶ月=2回転。
1ヶ月で商品が2回転していることになります。
在庫回転日数
在庫回転日数とは・・・
在庫回転日数は、「棚卸資産回転日数」とも呼ばれ
棚卸資産(在庫金額)を1日当たりの売上高で割って算出し
在庫が何日かかって1回転するかを示すもの。
これはその商品を仕入れてから販売するまで
どれぐらいの日数が必要かという指標です。
在庫回転日数は以下の式で計算できます。
在庫回転日数=在庫金額÷1日当たりの売上高
先程の例でいくと
在庫金額は50万円
1日当たりの売上高は100万円÷30日で3.3万円
50万円÷3.3万円=15
在庫回転日数は15日になります。
1ヶ月の必要仕入れ金額を把握する
この2つの数字を使って
毎月100万円を売上るためには
平均して在庫を50万円分は
持たなければいけないということがわかります。
言い換えると
常に在庫金額を50万円以上に
しておけば売上100万円は
キープできるということです。
これによって目標売上に対して
1ヶ月にどれだけ仕入れを
したら良いかが明確になります。
在庫回転日数から補充タイミングを考える
先程の例でいうと
在庫回転日数は15日ですので
全く仕入れをしなかったら
15日で在庫がなくなるということになります。
ですので15日間の間に
50万円の仕入れをしておけば
在庫が常にキープできて
売上を安定させることができます。
回転率は商売の効率に影響する
A社
平均在庫額1000万円、年間売上高5000万円
B社
平均在庫額600万円、年間年間売上高5000万円
ともに利益率は20%だったとします。
売上高も残る利益額も同じですが
どちらの方が効率よく
商売をしていると思いますか?
もちろんそれはB社になります。
在庫回転率は
A社:5回転
B社:8.3回転
B社の方が少ない投資で
売上と利益を上げていることになります。
在庫回転率を高めることによって
効率的に売上を上げることができて
キャッシュフローも良好な状態になります。
これがとにかく回転率を上げろ!という言葉の
本当の理由です。
特に少ない資金でせどりをする場合は
高回転商品を扱うことは必須条件になります。
この記事のまとめ
・在庫回転率と在庫回転日数を明確にする
・少ない資金で効率よく商売をする
・回転重視で仕入れをする
いかがでしたでしょうか?
こうして数字に落とし込んでみると
自分の今の現状がどういう状況
なのかが明確になります。
数字は嘘をつかないので
自分の在庫回転率や回転日数を
常に把握してビジネスを加速していってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。